個人輸入・税金と通関

 

r通関と関税について

課税の基準は良く分からないのが現状です。また、個人での使用を目的にした個人輸入の定義も曖昧です。税額は品物の値段と送料・保険料の合計から算出されます。

関税類は以下の3ステップで課税されます(搾り取られます)。

1)関税:

DVDやCDは基本的に関税対象外です。

アクセサリー類などは物品により課税される場合があります。また、個人での使用と思えない数量や、高価なものを個人輸入した場合は、関税がかかる場合もあります。

2)消費税:DVDはこれがかかる。

物品の代金に輸送費用や保険費用を含めた総費用にたいして課税されます。税率4%。

3)地方税:だからこれもかかる。

単純に消費税の税額の25%が課税されます。要するに消費税・地方税合わせて商品代金の5%となります。

・法律上は例え関税のかからない品目でも、全ての輸入品に消費税・地方税がかかることになりますが、海外旅行時の携行品(手土産)免税点の「1品目毎の海外市価の合計額が1万円以下のものは無税」という法律とバランスを取るためか?1万円以下の物品に対しては課税されないことが多いようです。

映画の内容に関係なく、2千円のDVDが5枚だったら無税ということで、逆に各2千円の6種類の映画のDVDでも1万円を超えているので課税されます。

・また、FEDEXなどの特急速達料金は、本来の輸送費用とは別の特別サービス費用と考えられるため、課税対象になる輸送費用は航空郵便程度の金額として計算されるようです。

・さらに、物品の代金もインボイスに記載された金額ではなく。前出の携行品の課税規定で市場価格となるためか?だいたい購入価格の6割〜7割程度の価格で課税されているようです。

要するに缶ジュースは120円で普通は買えるので、富士山の5合目で200円のジュースを買ったところで下界に降りれば価値は120円ということ。

実際関税や消費税がかかってしまった(課税対象と見なされた)場合は以下の方法によって納めます。

1)USPS(郵便)の場合。

1万円以下の税額の場合、荷物と一緒に関税の国際郵便物課税通知書と納付書が届くので、受取時に手数料とあわせて郵便屋さんに支払います。

不在の場合は、不在配達表、国際郵便物課税通知書が届くので、郵便局に出向いて支払いと引き換えに受け取ります。

2)FEDEX UPS(国内配送くろねこヤマト。USPSとは違う)などの運送業者の場合。

業者が肩代わりして支払ってくれているので、受取時に手数料とあわせて支払います。

最近はFEDEXなどの配送が、お役所仕事に比べて極端に迅速なため、税務書類の処理が間に合わず後から請求書が来る場合があります。

その場合、「税金」と「納付代行手数料」を銀行振込するようにと請求書が来ますが、電話でクレジットカードで払う旨を連絡すると「銀行振り込み手数料」の分お得に成ります。

3)一般貨物になってしまった場合。段ボール10箱とか(笑)

日航などの保税倉庫を持つ航空貨物取り扱い業者から連絡が来るので、その業者若しくは紹介してもらえる業者で通関と国内配送を見積もってFAXを送ってもらい、「ヤマト」とか「佐川」とか乙仲の免許を持っていたり国内運賃が安そうな業者にそれより安く(保税倉庫から)出して配送してもらうとよいでしょう。

ただし、見積もりと業者選択に長引いて、保税倉庫から早く出さないと、数日毎に傾斜増加するべらぼうな保管料がかかるので迅速に。

4)とりあえず税関に課税の不服を申し立てしてみる。

シッパーの正式書類でないと揉めるかもしれないけど、受注確認メールやシッピング・インボイス・メールでもなんでも見せて、税関に相談してみましょう。

不服申し立ての期限は輸入許可通知書の処分内容(要は税額)を知ることができた日から2ヶ月です。

関税の仕組みなどは、神戸税関ホームページなどが詳しいです。

 

単にむかしミスって莫大な保管量がかかる寸前であせったことが有った。とか、成田空港で関税を払え払わないで揉めたことが有ったのでので書きたかったんだい(爆)

 

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