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統計におけるグラフってものは傾向をつかんだり、極端な部分を探したりするためにあるもの。
中国の新型コロナウイルスの感染者数が恐ろしいことになっている。って、ニュースでやってるけど、こいつをグラフ化すると下のように。
わあ凄い、指数関数的な増加(w これを、エクセルの近似式で綺麗に絵柄が合うように線を引くと3次多項式でフィットするのは普通に解るはず。
前方補外30日分追記させたら、40万人感染して8千人死亡と恐ろしいことに?というかこのまま伸ばしたら90日後に500万人感染9万人死亡って、なんのこっちゃ?
ここで、各日の累計患者数の推移をグラフ化したのがこちらで、増加数が恣意的に調整されている感じがする。最初大きくオーバーシュートしたのはスクリーニングが急に始まるとよくあることだが、その後一定増加率ってのも変なので、先ずデーターが恣意的であって、それを元にオーバーフィッティング(R2=0.9998は巧過ぎ)しているから、前のグラフはそんな数値になっちゃうけど、煽りに使うなら良いかもね?ではなく煽りに騙されないように。
あと数値が違い過ぎる二つをデータを一緒にプロットしたり、今回のように指数的な数値をプロットする場合は対数が便利。
こうすると、誰かが対数グラフ上で直線引いて発表しているとしか思えないでしょ?これを直線近似すると30日後に3万人600人くらいで傾きに陰りが見えるはず。これ以上は類推でしかないので考えるだけ無駄。 つまり、発表を鵜呑みにしたり、大げさなデマに騙されちゃいけないよ! 数値は10倍違っててもOK?どうせ、本当の数値に合わせるために公表値を調整しているんだから。
日本だって毎年インフルエンザに1000万人罹患しているはず(旧推計1500万人)だし、米国でのインフルエンザ罹患数は日本の4倍くらいと、もっと日常的に気を付けないといけないことがある。予防法は同じなのでとにかく手洗い・消毒と人込みではマスクと手袋、花粉症の時期に成ったら即ゴーグル装着! |
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