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消毒と一般的に言われているが、毒を消すから消毒というのであって、ウイルスや菌では意味合いが違う。
菌やウイルスを完全に殺して無くすのは滅菌。 方法は簡単で生物や、たんぱく質や、その根源となるアミノ酸まで破壊分解してしまえばOK。
方法論としては200℃以上の高温や裸火で焼くとか、二気圧以上の飽和水蒸気で蒸す(水蒸気の方が空気より熱量が高い)とか、ガンマ線で分子を分断するとかとても簡単。 滅菌は完璧にクリーンな状態になるのだが、生活環境を滅菌しようとすると一般生活どころか人体にも影響が有ってとっても危険。
一般的には人体に影響が軽微で、菌やウイルスを無くしたいと思うはず。 これに当るのは、殺菌や除菌で意味するのは感染できないように不活化するとか、感染しても発症しない程度に弱らすか数を減らすこと。
そこで、使われるのが過酸化水素(オキシドール)、ポビドンヨード(イソジン)、ベンザルコニウム塩化物(オスバン)、エタノールなど。
ポピヨンヨードは、色が付くので使いづらい。過酸化水素水は金属や酵素が有ると先にそっちと反応して失活するので使いづらい。 残るベンザルコニウム塩化物は、逆性石鹸なので通常の石鹸又は界面活性剤をしっかり洗い流してからじゃないと効果が中和阻害されるし、実はウイルスに効かない。
さて、エタノールについてはまた明日。 |
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