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2020年 2月6日
先だって、我が家の鬼嫁が薬局に行ったら、消毒用アルコール類が全くないって電話をしてきた。
このご時世だからさもありなん、ネット通販でもないのを知っていたのだが、慌てて衛生管理用アルコールをネットで探したがこれも惨敗。
消毒用エタノールっていうのは、日本薬局方に基づいて医療用として販売されているやつ。
衛生管理用アルコールっていうのは、濃度の高低は有るものの、食品に使えるように概ね上と同じ。
さて、工業用アルコールってのは、大勢に影響はないのだが上の二つと違って色々なものが入っている。
今回慌てて購入した(オイオイ買ってるんかい)工業用アルコールはメーカーのSDSを見ると以下のものが入っていた。
エタノール 86%
メタノール 2.8%
1-プロパノール 8.8%
2-プロパノール 1.1%
SDSなので、普通に危険なものは1%を超えるもの、比較的危険なものは0.1%を超えるものしか書かれていないが、工業用でふき取り用なので乾燥後に残分が無い=油脂や金属=塩が入っていない。
もっとも、メタノールやプロパノール入っていても、別に飲んだり食品に掛けたりしないので問題ない。何よりプロパノールも消毒薬の仲間だ。
濃度は全てwt%(重量パーセント)なので、エタノールはvol%(容量パーセント)の90.24%含まれているはず。
これを消毒用エタノールの80Vol%=73wt%にするには、単純に100gあたり13gの水を加えるだけでお終い。
面倒くさかったらそのまま使えば良いし、もったいないと思ったら、100gあたり水を23g混ぜて70vol%=63wt%にして使えば問題ない。
まあ、一般的な不純物が無い工業用アルコールであれば、何とかなるって話。 |
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