成分濃度

アイコン各社の標準配合時の成分濃度を計算してみた。
品名 配合 多量元素(ppm) 微量成分(ppm) EC値(dS/m)
窒素 りん酸 加里 苦土 マンガン ほう素 硫黄 石灰 亜鉛 モリブデン
TN(AN/NN)*1 P2O5 K2O MgO MnO B2O3 SO4 CaO Fe Cu Zn Mo
大塚ハウス A処方 260(23/233) 120 405 60 1.50 1.50 71 230 2.7 0.03 0.09 0.03 2.6
SA処方 245(8/237) 105 480 60 0.75 1.10 71 230 2.3 0.03 0.09 0.03 2.6
C処方 258(23/231) 138 485 60 1.50 1.50 71 184 2.7 0.03 0.09 0.03 2.7
SC処方 223(8/215) 105 480 60 0.75 1.10 71 184 2.3 0.03 0.09 0.03 2.4
B処方 230(20/210) 93 377 80 1.00 1.00 94 219 2.9 0.02 0.04 0.02 2.4
ハイライザー A/B 10/10 184(15/170) 86 221 58 0.96 0.96 68 392 - - - -
A/B 10/8 165(15/150) 86 221 58 0.96 0.96 68 314 - - - -
A/B 10/5 135(15/120) 86 221 58 0.96 0.96 68 196 - - - -
A/B 8/8 148(12/136) 69 177 46 0.77 0.77 54 314 - - - -
A/B 8/4 108(12/96) 69 177 46 0.77 0.77 54 157 - - - -
A/B 8/2 89(12/77) 69 177 46 0.77 0.77 54 78 - - - -
(CO)
GHフローラ G/M/B 3/2/1 211(18/193) 106 317 40 0.79 0.26 53 132 2.6 - 0.40 0.002 0.132
G/M/B 2/2/2 185(15/170) 158 290 53 0.79 0.26 40 132 2.6 - 0.40 0.002 0.132
G/M/B 1/2/3 158(11/147) 211 264 66 0.79 0.26 53 132 2.6 - 0.40 0.002 0.132
*1大塚ハウスにおける硫黄成分はマグネシウムを硫酸マグネシウムとして推測。
*2ハイライザーAにおける硫黄成分はマグネシウムを硫酸マグネシウムとして推測。
*3ハイライザーBにおける石灰成分は窒素を硝酸石灰とし推測。
アイコンで各成分を見てみると
GHは3/2/1配合(成長強化期)でカリウムがしっかり入っているだけにマグネシウムが足らなさそう。
大塚ハウスA処方は窒素とカリがそんなに多くて高温時に大丈夫か心配。
ハイライザーは家庭向けか窒素・リン・カリともに抑えめだがマグネシウム・マンガン・ほう素がしっかり入っているので一見大丈夫そうだが、開花時・結実にはリンが不足しそう。
てな感じで、後は育てている植物に合わせて試してみるしかないでしょう。標準配合時の成分濃度が計算してあるのでしてあるので自分で増減する参考にね。
アイコン原液や調整剤の調整方法のヒントかも
ちなみに「5%」の液体肥料を水で1000倍に薄めると、「50ppm」になる。
%自体が100分の1だから、これをさらに1000分の一にしてppmの桁あわせで100万倍するから、見かけ1桁上げて%をppmに読み替えればよい。
固形・粉体肥料の場合はその重量に保証量または成分量の%を掛けて溶かす水の重さで割るので、最初に必要そうな数%の水溶液を作っておいた方が計算は楽。
また、保存する原液を作る際、微調整用の少量で有れば、薬局で精製水(500ml)の瓶(100円くらい)を買ってきて溶かすと余計な雑菌や薬物が混入せず長持ちするのでお勧め。
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