CADV常時接続の雷対策 
 PCやLANカードを雷から守る
CATV網を使った常時接続を初めて概ね2年が経過した。
同じCATVに加入している方で何度か雷の被害を受けて、LANカードや最悪PCが壊れた方がいるらしい。
関東地方のそれも東京区部なので比較的雷の被害とかは少ない方だと思うが、一応素人なりに対策を行い約2年の間に雷の全く被害を受けずに過ごせたので紹介してみようと思う。
これが一般的なCATV引き込み工事の配線で、保安器までは電柱部の保安接地から分岐箱経由で、同軸ケーブル外皮に巻き付けられた補強兼接地線を使用して接地される。
工事の時に保安接地線を繋ぐ各端子を見せて貰ったが、どうにも心細い端子な上に接地線自体も鉄線なので接地抵抗も高めな気がする。
そこで、引き込みに使ったベランダの手すりがステンレス製で、アパートメント自体の躯体と接続されており接地状態もかなり良好だったので、工事担当者が帰った後にそこを利用して各機器を設置工事した。
ナイロンバンドで止めてあった金属製の保安器自体を手すりに、ステンレスボルトUボルトで直接取り付け直して保安器がしっかり働くように接地。
CATVモデム自体は筐体ねじ以外に接地配線出来そうなねじが見つからなかったのと、同軸ケーブル経由でしっかりと保安器に繋がっていたのでパス。
CATVモデムのイサーケーブル側には、PCを含むLANとの間に市販のイサーネット10Base-T用避雷器を設置した。設置場所は同じくベランダの手すりで、こちらは市販のステンレス製パイプステーを流用して取り付け。
こちらが市販の避雷器で、APCPNET1「Ethernet 100Base-T/10Base-T ネットワークサージプロテクタ(RJ45)」だ。
ちなみに内部はこうなっている(笑。DOパッケージのダイオードでDC接続して、TO92パッケージのサージ吸収素子に吸わせている感じ。
一応こんな感じのお手軽対策だけで、PCやルーターやハブは全く接地をしなかったり気分でしたりと組み替えても今のところ障害は全く出ていない。
で、近くで雷が鳴っていても安心して作業できるのだが、今度は停電の危険もあるのでそちらはUPSなどで対策しておかないと駄目。
後は、、CATVモデムの外に同軸ケーブル用避雷器を付けることも出来るが、日本では法的に難しい。

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