安価なRAIDシステムを導入
 Myrex BT950R+IBM DDRS34560LV ×2でRAID0構築

今までは自宅ではFireball-SEというHDDを使っていたのだが、会社でPen2+DMA33という組み合わせのPCを使うようになってからアプリの起動時などに自宅のPCにもたつき感を覚えるようになった。

双方のPCでベンチマークを取ってみると2倍近く違っている。また、会社機はNT4.0でアプリもあまり入れていないので体感ではそれ以上に感じる。決してベンチマークのためではないけど、現行の3倍くらいベンチがよくなるHDDを探してもとっても買える値段じゃないのでRAIDを組むことを決定。

検討仕様:

以上の条件で探したら、IOIとMyrexから安価なソフトウェアーRAIDカードが発売されているそうな、両者のうちMyrexのBT-950/2RはBIOSレベルでRAIDドライブの最初のパーティションが見えてブートできるとのことなので即決定。

これがRAIDカード、プラネックスコミュニケーションズから販売されている日本語版を購入。

見て解るように普通の1CHウルトラワイドSCSIホストアダプターと全く変わらない。

そんでこれがHDD。DDRS34560LV。VIKING2も候補に上ったがモデルチェンジが迫って異常に安売りされているのでこれで決まり。箱入りHDDなんて久しぶりに買ったので思わず記念撮影(笑)

それで、導入開始。WEBで既に導入されている方の情報を読むがなんかはっきりしない。今になってはっきりしてるのは読むべきWEBを読んでいなかったこと。
結論からいうとDOS時代のように普通の当たり前の手順でやれば全く問題なし。Plug&Prayなどと笑っていたのに、すっかりWindowsで楽してた自分に気づいてしまった。

笑える失敗談:

WIN98起動ディスクに最初からBtcdrom.sysやFlashpt.sysが有ったのでそれを使ったら、RAIDの内のID0のディスクだけに書き込んでいて再起動するたびにディスクにエラーが見つかる。
道理でRAIDカードとFdiskとFormatが全然違う容量やドライブ数を報告したわけだ。超間抜け!ちゃんとドライバーが組み込まれていれば全部ちゃんと見えるのが普通。

インストール中にマウスが動かなくなるがどうやらマウスの検出か初期化に失敗している模様。PS2を外してあるとシリアルも検出するようで、モデムを繋いであったら不思議なハングを繰り返した。

LVDのHDDを買ったので不安になり店員さんに聞いてみたら「SEで動くけどターミネータが内蔵されていないので外に付けなさい」と言われて買ってきたワイドケーブルが1:2(爆)最低1:3はないとね。

さらに、LVDだからナローのSCSIは接続できないと思って変換コネクターを買ってこなかったのでSEで使っててもCD-ROMも元のHDDも繋がらない・・・内部用50pinと68pinの両方を使うと全く起動できなかった(涙)現在は、同時利用可能。ただし98起動ディスクでCDROMドライバーを組み込むとHDDのFAT情報が正しく読み出せない。なぜ?

止めは、外部コネクターが68pinなので手持ちのケーブルでスキャナーが繋がらない。仕方がないのでSCSIアダプター2枚差しでPCI貧乏(汗)

結果オーライ:

左がFireball-SE、右がDDRS-RAID0。目標通り3倍以上!
RAIDを組まないと下のグラフ。一番上がDDRSのRAID0、下から2つ目がDDRS。


備忘録もかねてWIN98の新規導入方法。

下準備 WIN98の起動ディスクを作成する。
RAIDPlusドライバーディスクのDOSディレクトリーからBtcdrom.sys Flashpt.sys Btfdisk.exeをWIN98起動ディスク#1に上書きコピーする。
組み込み RAIDカード・ビデオカードのみをPCIに刺す。
シリアルケーブル・PS2マウスは必ず外す。(下手に繋いであるとハングatP5A)
DDRS-WLVはSE(シングルエンドモード)に設定して接続。
RAID設定 起動して、RAIDカードのメニュー(Ctrl+B)でHDDの転送レートを40Mに変更。
ローレベルフォーマットをする。(RAIDに参加するHDDは必ず)
RAID構成メニューでRAID-0を作成。ストライプは16Kに設定。
OSの
インストール
FDDから起動後、ディスク#1に入れ替えBtfdiskで確認。
(Btfdisk起動後カーソルが画面中央に移ったらEnter_Key)
普通のFdiskでパーティション作成。
再起動して各パーティションをフォーマットする。
WIN98をインストールする。(マウスは繋いであっても動かない)

不幸にしてCD-ROMが認識できない場合 IDEからでもWIN98ディレクトリーをRAIDにコピーしてインストール。(IDE(ATAPI)ドライバーや他のSCSIドライバーが同時に組み込まれているとSETUPは動かないので外して再起動)
不幸にしてパフォーマンスが上がらない場合 HDDの転送レートが40Mに成っているか確認。
HDDキャッシュが利いているか、セグメント量が有っているか確認(DDRSはセグメント3が最適)この辺
不幸にしてRAIDが認識できない場合 Flashpt.sysがRAID対応版か確認する。1997/06/10の版。
不幸にしてリブート時に保護エラーが出る BT950Rのファームを202Lに下げる。
不幸の極み起動時に
BIOS INVALID ERROR
生dosFDDからFPCONFIG def.txtとする。
txtの中身はAutoscsi_Content Defaultの一行だけで良い。
その後カードの再設定。データは回収できればラッキー?
不幸は続く起動時に
BIOS SIZE INVALID
同じく生dosからFPCONFIG SIZE64.DAT

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