PC(CPU)切替機
 PC切替機を購入、使用感は・・・使ってみて初めてわかる問題点多発。

前にもお伝えした通り、自宅では2台のPCを仕事用(NT4.0)と遊び用(Win95)で使い分けている。

で、当然のようにキーボードとマウスが2セットPCラックの上に鎮座して邪魔になっていた。

そこで、キーボード・マウス・VGA切替機を「ぷらっとホーム」あたりで購入しようかと思ったら、実績のある製品はかなり高価な上にPC側の入力が4系統もある。

これ以上PCを増やせないような抑止効果と、せっかくのEIZO(と言うよりナナオの方が響きが良いと思うのだけど・・・)の21インチモニターのVGA入力切り替え機能というか、モニター前面のD-SUB/BNC入力切り替えスイッチでキーボード・マウスも切り替えたいと思って、T-ZONEでつい手に取った勢いでEIZO純正品 i・Switch S1を購入\24,800-。

これが、ケースなんだけどなんかナナオっぽくなくて明るい色彩。機能的にはPC-ATを2台若しくはPC-ATとMACを切り替えるというか、1組みのマウスとキーボードを共有させるもの。MACが絡んだので若干の不安を感じるのはいうまでもない。

左側の写真が本体前面で、キーボードマウス及び特製スイッチボックス(後述)用コネクターが有る。
右の背面にはMAC用ADB・AT用キーボード/マウスのD-SUBx2個・EIZO Eシーリーズモニター用メンテナンスコネクターが有る。ちなみにAT用キーボードしか使用できないのでMACも使う時用にコマンドキーのマークなどをあしらったシール付き。

付属ケーブルは左から、メンテナンスケーブル特製スイッチボックスAT用キーボード/マウスケーブルと一通り入ってはいるがMACに使うにはADBケーブルを別途購入する必要がある。
これらのうち、メンテナンスケーブルを使ってEIZO Eシーリーズモニターと繋ぐことによって、モニターのVGA入力切り替えスイッチに連動してキーボード/マウスの接続先PCを切り替えたりできる。もちろん逆にキーボードのホットキーによってモニターの入力を切り替えることが可能なので Eシーリーズ ユーザーにとってはとっても便利なはずだったのだが・・・

第一の問題点

MAC共用なので内部でキーボードデータ(スキャンコード)を変換していることは薄々感ずいていたが、AT機だけの時もこの変換機部分を通過するようで101/104系び106/109キーボードしか使用できない。

私の大好きな概ね85Key位キーボードがスキャンコードが違うのか、単にi・Switch S1が間違った変換をしているのか不明だが全く使えなかった。正確には特殊キー関係のコードがズレまくったので右ALT一発日本語入力モードどころか、NT4.0ではCTR+ALT+DELが見つからないのでログインできない(笑)

せめてAT機のみ使用のときスキャンコードセットなんか無視してキーボードから送られる情報を変換せずに送れるよう設定できれば何も問題ないのにね。PC起動時のキーボード固有コードは適当に固定して送って後はOS側で設定させれば・・・これ以上は内緒。

第二の問題点

MSインテリマウスを使用するとキーボード側にロックが掛かってしまい全く入力できなくなる。どうもインテリマウス使用時は常時マウスのPS2ラインで信号をやりとりしていて、切替機がキーボード側の処理が出来なくなるほど負荷が上がってしまっているようだ。

試しにキー入力後マウスを動かしたりすると通信時間(タスク)的に空きが出来るのか先だって入力したキー情報が有効になったりする。(要するにマウスを動かした後に初めて切替機からPCにキー入力の情報が伝達される)

これは、全くもって仕様設計の不足に他ならない、MSが勝手なことやってと言いたい気持ちもわかるがここでコストアップせずに、如何に短い時間で対応できるかで技術力が試されると思う。それが出来ていないと「なんだやっぱりこの製品もOEMでしかないんだ」と普通のひねくれたユーザー達は考えると思う。

などと、激しく糾弾してしまったが、犯人はNT4.0SP4かSP4がうまく当たっていなことだったようだ。
こちらのHPの会議室で i・Switch S1がインテリマウスに対応済みの旨を教えていただいき、ドライバーを再インストールするも解決しないので。一度SP3に戻して再度SP4を当て最後にインテリマウスドライバーをインストールしたら直ってしまった。

入れる順番に問題が有ったか?何かが不調になっていたようだ。とういことでナナオさん疑ってごめんなさい m(_/_)m

第三の問題点

仕事機のほうは全く問題ないのだが遊び機のほうが、電源スイッチを押してもときどき起動しなくなってしまった。
原因は簡単で、切替機の消費電力が遊び機のVSB(常時電源)の供給電力を越えてしまっているために起動不良がでてしまうようだ。
いつかは買い替えようと思っていたと自分を慰める300W電源だったので諦めがつくはずは無いだろう

切替機自体の定格消費電力はカタログにも取り扱い説明書にもどこにも書いていないので、きっと消費電力0Wなのだろうが不思議なことだ。
LANウェイクアップとかRingウェイクアップとかキーボードから電源オンとかしている人はEIZOに問い合わせるとか気を付けたほうがよいかもしれない。ちなみにウェイクアップ関係は全くテストしていないので報告できない。

付属の特製スイッチボックスは MACを接続したときは電源キーにATだけのときは切り替えスイッチになるそうだが、私の環境ではMACはテストできないのでこちらも報告できない。

また、通常の起動動作も全く問題なく片方のPCで入力作業中でも他方を起動できるし、同時に2台起動しても今のところ障害は出ていない。他社の昔の製品では起動時にむりやり起動側PCに切り替わったりすることに比べると格段の進歩だ。

そうそう、モニター自体の入力選択設定は自動(プライオリティー)ではなくマニュアルに設定しておかないと駄目。自動の場合、裏で起動するとVGAの周波数が変わるたびに裏側へ切り替わったりするので逆にこれは使いやすいかもしれない。

あと、ホットキーで切り替え以外にモニターの各種設定メニュー画面が呼び出せるので画像加工処理作業中などに、気に入らなくて調整する際もキーボードから手を放さずに出来る。(けど私は画像加工中にはあまりキーボードは使っていない)

ということで、かなり不満もあるがホットキー特製スイッチボックスモニターのVGA入力切り替えスイッチによる本体の切り替え動作自体は問題なく動作しているので、切替機を手が触れられないところにおいても不安は無く以下のように配線がすっきりしてしまった。

あっ!秘密にしてたUPSが写ってしまった(笑)如何にして2台分のUPS動作をさせているかはまたこの次に。

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