会社のサーバー立ち上げ騒ぎの際に、動作確認ようにSCSIカード（AHA-2940）を自宅から持っていった。そのカードを使ってEPSONのGT-5500というスキャナーを接続してあったのだが、カードを持ち帰ってきて再接続するとなぜか動かない。

スキャナーもカードも購入して２年ほどたつが今まで何のトラブルも無かったのに急にだ。実は最近ＡＴ電源・ＡＴＸ電源・ビデオデッキと自宅の備品が続けざまに壊れていて一瞬不安になった。

症状は、スキャナーをイニシャライズしにいったまま全く帰ってこなくなる。タスクモニターの表示を見るとTWUNK_16.EXEというTwain関係のプログラムがフリーズしているようだ。

ファイルの破損も考えられるので、SCSIカードドライバーやTWAINドライバー、EPSON-SCAN2を再インストールしたのだが全く効果が無いどころか完全に動作不能になってしまった。

全く原因が分からないので勢いＣＰＵの速度を下げたり、ＯＳ（ＮＴ）の再インストールまで試みたが変化なし。

ここまできて、大事なことに気づいた。NT4.0上では、ＴＷＡＩＮドライバーは３２ビット版しか動かなかったと思う（確か動作しない筈だし、動作させない筈）。

WINNTディレクトリーを検索してみるとTWUNK_16.EXEのほかにTWUNK_32.EXEとTWAIN.DLLとTWAIN32.DLLが存在している。それぞれのプロパティーを見るとEXEの方がTwain.dll Client's　Thunking Server、DLLがTwain Source Managerとなっている。

Thunking ServerってたしかDOSアプリから直接ハードを叩く（叩いているように見せる）ソフトじゃなかったな？？

ここまで気づけば後はTWUNK_16.EXEとTWUNK_32.EXEを削除するだけだった。

その後、EPSON-SCANからもPhotoShopからも問題なくTwain32.DLL経由でスキャナーが動作するようになった。また一部のTwain対応ソフトで以前に不安定さがあったものも安定して動作するようになった。

今回の原因のトリガー自体はSCSI周りなのは分かる、トリガーされて何がどうなったかの方が非常に気になるのだが・・・とりあえず良しとしよう。実はそれどころではなくデジカメ関係・ＡＴＸ電源関係でとんでもないことが起きている。

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